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物価

 8月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞいた総合指数が108.7となり、前年同月比で2.8%上がった。伸び率は前月の2.7%より大きく、4カ月連続で拡大した。電気・ガス代が値上がりしたところに、コメの高騰が重なったことが響いた。

 総務省が20日に発表した。物価の上昇がこれで21年9月から3年間続いたことになる。日本銀行が目標にする「2%」以上の伸びも、2年5カ月連続となった。

 足元の物価高の主因は、電気・ガス代の上昇だ。8月の伸び率は電気が26.2%、都市ガスが15.1%。ともに前月から政府の補助がなくなっており、その影響で前月も電気は2割超、都市ガスは1割超の値上がりとなっていた。

 品薄感が強まったコメの歴史…

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